無理して丹沢・塔ノ岳に雪を踏みに行く(2024年2月10日)

昨日は塔ノ岳に大倉尾根から行ってきました。
先週、東京でも雪が降りましたからね。
この土曜が狙い目、と考えた人も多いでしょう。
ボクも同じように考えました。

ただこの3連休、フルマラソン出走を控えて、長い距離を走らないといけない。
日曜は午後から用事があるし、土曜に走って日曜に山に登るのは時間が足らない。
といって、土曜に山に登って日曜に長い走るのは脚が無理だ。
月曜は除外する。なんとなくね。。。
普通ならどちらか1つしか取れないんですけど、でもどちらも取りたい。
ということで無理やりですが、金曜の夜に走って、土曜に山登りということで解決することにした。

けどね、金曜夜に40キロ走るのはキツかった。
そもそも40キロ走るのがキツイんですけど、走り終わったのが22時過ぎですからね。
そこから風呂入って、ご飯食べて(食べられなかったけど)、用意して。
で、翌朝4時18分に起きた。。。

昨晩食べ残した夕食を早朝に食べて5時に家を出る。
キツいけど、自分で選んだ道じゃないか。
めちゃめちゃ疲れていましたし、登り切れる感じはまったくしませんでしたけど、 無理なことをしているっていうのは自分でもわかってましたし。
なんというか精神的にはハイになってましたね。

大倉で準備して7時48分にスタート。
今日は1人です。自分のペースで行こう。
思ったよりは曇ってましたが、雨を心配するようなものではありません。
バスもそうでしたが、人は思ったほど多くはなかったです。
風も感じませんでしたし、観音茶屋ではもう暑くなってフリースを脱いで長袖シャツ1枚に。

脚はというと、もう当然最初からキツイ。
脚が重いというより進まない。
すぐに休みたくなるんですが、止まってしまうと終わってしまいそうなので、がんばって少しずつ進みます。
しかし、このコースはそれでなくてもキツイね。

駒止茶屋のあたりから雪が出てきます。
堀山の家で1回目の休憩。
でも長く止まってると寒くなるので、チョコを食べてすぐに出ます。
花立山荘で休めばいいし。

ここからは登山道上にも雪が出て踏むようになります。
まだ残っていてよかった。
でも、脚はここから本格的にキツくなってきます。
花立山荘直下の階段はもうギリギリで登り切ります。

花立山荘はもう雪だらけ。
へとへとでしたが、出ている少ないベンチはもうみなさん座っていますし、休憩を期待していたのでかなり厳しかった。。。

しかたないのでアメをなめてポカリを飲んだらそのまま進みます。
休憩できなかったので、ここかたはさらに厳しくなります。

金冷やしで、さすがにフリースを羽織ります。
雪の量も多くなってきました。
雪で通れるルートが限られるので、ここからはすれ違い追い抜きが難しく、さらに時間がかかってしまいます。
まあ疲れているこっちとしては助かりましたが。

そして10時32分登頂〜。
ただ、山頂は寒い。。。


風の弱い大山側は雪で埋まっているので休めません。 しかたなく蛭ヶ岳側に陣取りますが寒くて、指先が凍傷になるかと思うほど。
インナー手袋は外さなかったのですが、それでも冷たかった。

迷いましたが、腹が減っていたのでお湯を沸かしてカップラーメンを。
手が冷たくてガスのスイッチが入れられないし回せない。
ライターもうまく火がつかなくて難儀しました。
それくらい寒かったし、手が冷たかったです。

カップラーメンを食べている間だけは良かったですけど、寒かったので長居はせずに下山します。
下ろは軽アイゼンをせっかくなのでつけますが、超久しぶりだからつけ方がわからん。。。
しかも手が冷たいから、余計うまくいかん。
なんとか装着して下山開始したのが11時8分だったけな。

下りも花立ピークくらいまではすれ違いに時間がかかります。
ようやく花立山荘まで戻ってきましたら、ウソのように暖かいです。
寒すぎて食べられなかったソーセージパンをここで食べます。
富士山は1日中見られませんでしたが、ここでは日も出てきてそれなりに風景も楽しませてくれました。

茅場平のベンチでアイゼンを外します。
この日の登山なのか、前日のランなのか、足の裏の真ん中あたりの外側が痛かったので、堀山の家でもう1回止まって絆創膏を貼りました。
下りでも脚がキツくて、そんなこんなで時間がかかってしまい、大倉に戻ってきたのは13時48分でした。
下山でも2時間40分かかったのか。。。

でも、厳しいスケジュールの中で登れたのは本当によかったし、超久しぶりに雪を踏めたのもよかったです。
やっぱり本当に無理なことはしてはいけないけど、ちょっとな無理はしてみないとね。
ただ、家の帰ってからの疲労度合いは六甲全山縦走を1日でやったときよりもひどかったです。。。


コワサ・体力レベル

雪がなければ、大倉尾根は初心者でも大丈夫。体力的にはしんどいですが、 初心者でもコワイ思いはしないで登れるでしょう。 表尾根は行者ヶ岳の鎖場が核心。下れなくてまごまごしている人をときどき見かけます。 そんなに難易度の高いものではないですが、初心者は連れて行かないほうがいいと思います。 表尾根は2年目後半くらいからかな。三点支持のいい訓練になる鎖場だと思います。 塔ノ岳大倉尾根は本格的な登山を始めようという人に最適の山。初心者だけでなく、 ステップアップや訓練にも最適の山だと思います。ただ、しんどいので、 よく山に登っている人からは敬遠されがちのようです。 ボクは自分の山登りの体力具合がよくわかるので好きです。 ちなみに冬は雪が積もることがあります。その場合、大倉〜塔は雪山初心者向けのコースとなります。 塔ノ岳から先、丹沢山方向は雪が深くなります。


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